
至高の節約料理――もやし料理。
1パック30円程度でもたっぷり袋詰めされたもやしは、とにかく食費を節約したい家庭におすすめです。あらゆるもやし料理を習得し、安くても贅沢な食卓を演出しましょう。
もやし料理~ものぐさ編
「料理なんて面倒くさい!」
最初に、そんなものぐさな方のための超お手軽もやし料理を紹介します。
ザ・もやし炒め
シンプルに炒めて食べてちゃいましょう。
味付けは塩こしょう、しょうゆだけでも、おいしくいただけます。もやし自体がほぼ無味なので、焼き肉のタレでも生姜焼きのタレでも何でも合います。ご飯に乗せれば、立派な節約料理の完成ですね。所要時間は3分ほど!?
もやし×豚肉炒め
豚肉があれば、もやしと一緒に炒めましょう。
キャベツ、ピーマンなんて高くて買えないという方は、もやしで栄養を取ってください。豚肉だけで炒めるよりも、ずっと見た目にもボリュームが出て、食感も変わります。おすすめの味付けはオイスターソース!
もやしの卵炒め
この古い卵、どうやって使おう…と思ったらコンビニに走ってもやしを買ってきてください。一緒に炒めるだけでいいおかずになります。ごま油で風味を出すのがコツですね。
これにエノキでも入れて味覇で味付けすれば、ちょっとした中華料理屋の味に!
もやしのゴマ和え
炒めてダメなら茹でてみよう!
もやしは茹でてもシャキッとおいしく頂けます。沸騰したお湯にさっと20~30秒程度通して、ザルで水分を切ったらゴマと合えてみましょう。ごま油、お酢を加えると風味が出て、ちょっとおしゃれな一品に仕上がりますよ。
もやし料理~ひと手間編
時間があるときには、もやしの食感、さり気ない旨みをさらに引き立てるレシピに挑戦しましょう。とても1パック30円で買えるとは思えないほど、素敵なお惣菜になります。
もやしと豚肉のカレー風味
上でも紹介したもやし×豚肉のゴールデンコンビに、ちょちょっとカレー粉をまぶして味付けしてみてください。超絶美味なご飯のお供が完成です。
子どもも喜ぶ味です。作りすぎたら冷蔵保存して、翌昼のお弁当にも悪くないですね。
ニラともやしにカリカリ豚肉を
豚肉はあえて油を使わず、カリッと焼いてください。ニラ、もやしは蒸し焼き。塩こしょうとしょうゆの軽めな味付けで、素材の味を楽しみましょう。
もやしチーズ春巻き
春巻きを作るなら、ぜひぜひもやしも入れてみてください。
フライパンに油を引いて豚肉とキムチ、もやしを炒めます。それを春巻きの皮で包み、チーズも一緒に巻いたら、もはや家庭の味を超えた絶品に! これはビールに合いますよ~。超おすすめです。
もやしの栄養価と保存方法
安くておいしいもやし。主婦の味方、そして節約の鬼を志すすべての人々の味方です。
「でももやしって、見るからに栄養なさそうだよね~」
いえいえ、それは誤解というものです。もやしを侮ってはなりません。その栄養価はというと、ビタミン、カリウム、食物繊維がそこそこ豊富! 優秀な栄養食材でもあるのです。
カリウムは水分代謝を良くするので、「むくみ」が気になる人におすすめ。食物繊維は言わずもがな、便を出すために必要な栄養素ですね。総じて女性には嬉しい成分ばかりです。
また、もやしの「豆」は細かい方なら取ってしまうかもしれませんが、これも栄養たっぷりなので苦手でなければどうぞ一緒に食してください。植物が大きくなるための成分がぎゅっと凝縮されているわけですから、それを味わって健康に良いのは当たり前ですよね。
では次に、保存方法について見ていきましょう。
生のまま保存するときは?
生のままで長めに保存したいときには、水にひたして冷蔵保存が原則です。
タッパーに入れて、2~3日に1度水を取り替えてください。最大で1週間以上持ってしまいます。よく「すぐダメになる」と言われるもやしですが、上手に保存すれば意外に長持ちに!
ただし、水にひたすとビタミンCが溶けだしてしまいます。その点は仕方ないですね。
冷蔵保存・冷凍保存の方法
冷蔵保存するときには、サッと茹でで水気を切り、タッパーに入れましょう。
これでも3日~4日は持ちます。またもやしは、冷凍保存も可能です。同様にサッと茹でたもやしをフリーザーパックに入れて、冷凍庫に入れておきましょう。ただし食感は悪くなります。
消費税が上がってからというもの、外税表示で、「ああ、なんだか高いな…」と手が出ない食材も増えてきました。でも、もやしは例外です。異様な安さ――底値なら1パック10円という時期もあります。節約のためにこれ以上の食材はないと言っていいでしょう。
ちなみにもやしの他、豆腐、鳥胸肉も圧倒的な安さです。おまけにヘルシー♪
一週間の献立に上手に取り入れて、おいしく、そして安く、毎日の食生活を送りましょう。まとめて買うときには当然、「業務スーパー」を利用! これは言わずもがなのお約束ですよね。
最後になりましたが、もやしは自家栽培することも可能です。ただ、その「手間」よりは安く買ってくる方が得かと思いますので、あえてそこには手を出さない方が賢いかと…。