無審査で即日は悪徳業者の可能性が高い
「無審査で即日」「即日」という金融会社の広告などを信じて、闇金被害に合い大変な想いをしている人が後を断ちません。
なぜ悪徳闇金に引っかかってしまうのでしょうか?
「お金を借りる様な事とは無縁」「借りるとしても銀行や信用金庫などから借りている」という人は闇金被害に遭う可能性は低いと思われますが、消費者金融や信販会社などのキャッシングを利用する事がある、という人は誤って闇金被害に遭わない様に気を付けたいポイントがあります。
まず闇金などの悪徳業者は電柱や街の至る所に広告を貼る事が多く、また最近はネット上でも堂々と広告を貼っているのも見かけます。なので1番は電柱や街の中にある広告を信用しない、というのが鉄則です。
そういう類の広告に電話番号が掲載されていますが、ほとんどが090や0120などの電話番号です。
090などは携帯で使用される電話番号ですが、きちんとした会社であれば普通の電話番号で良いはずです。0120などフリーダイヤルの電話番号であればいかにも信用出来そうな感じがしますが、フリーダイヤルも簡単に信用は出来ません。
フリーダイヤルの使用は、誰でも月々2000円くらいの料金で使用する事が出来るので闇金では良く利用されています。
ですので、いずれにしても携帯番号が掲載されている広告、フリーダイヤルを掲載している広告の貸金業者は違法な悪徳業者の可能性が高いのは事実です。
1度電話をすると言葉巧みに申込みをした人を陥し入れようとするのが、闇金などを含めた悪徳業者でそのテクニックは完成度が高く、まるでその人の事を全て分かっているかの様な錯覚になります。
そして追い詰める様な口調で次々に話を進めて、相手にはいと言わせる様にしてきます。
ここではいと言ってしまえば後は悪徳業者の思うツボで、抜けられない苦しみへといざなわれるだけとなり、手の打ちようがない状態になるので、もし電話をしてしまっても絶対に即答する事は避けるという事を頭に入れておきましょう。
ネット上にもはびこる悪徳金融
次に考えたいのはネット上に溢れる、悪徳業者を斡旋するサイトまたは悪徳が直接運営するサイトです。
パソコンだけでしかネットを閲覧出来る事のなかった昔に比べ、今はスマホやタブレットなどでいつどこにいてもネットを閲覧出来る環境があります。
非常に便利になりましたが、未成年への悪影響など様々な問題もある中で金融関連だけではなく詐欺の被害なども多発しています。お金を借りるという事についても同じで、今はほとんどの金融会社がネットでの審査申込みから融資までを行える環境が整っているので、利用者からすれば当たり前の事の様になっています。
しかしネットとなると知名度のある大手から、聞いた事のない様な胡散臭い会社まで基本的には同じ感覚で捉えてしまいがちで、そこに大きな落とし穴があるのです。
闇金みたいな悪徳業者であってもサイトを作る事は出き、画面上の見た目もクリーンなイメージのサイトを作れるので、いかにも良心的な会社だと思ってしまいます。
ですので、大手などから借りられない人は、つい聞いた事のない名前の金融会社のサイトから申込みを行うケースがありますが、申込んだ結果後から悪徳業者だと判明する場合もあるのが現状です。
ネット上に存在する悪徳業者のサイトは、素人から見れば大手のサイトより少し見劣りするくらいにしか感じませんし、何よりどうしてもお金を借りなければという心理状態ではついそのサイトに誘導されてしまいます。
そんな時に申し込んでも大丈夫かどうかの判断をする材料となるのが口コミサイトで、口コミサイトでは、その金融会社に申し込んだ人の体験などが掲載されているケースが多いので、この会社どうなの?と思ったならまずは口コミサイトなどを参考にして判断すると良いでしょう。
またきちんと「貸金業登録」をしているか?などの判断基準もあります。
きちんとした会社であれば貸金業登録番号などを、サイト内の会社紹介などのページで掲載しているので早くお金を借りたいという気持ちを押さえて、きちんとその会社の事を調べる事が悪徳業者や闇金に引っかからないひとつの方法となります。
闇金や悪徳金融業者の手口
無審査や即日という言葉に騙された結果、違法な悪徳業者や闇金にお金を借りてしまう人も多いですが一体どうやってお金を貸し付けるのでしょうか?
いくつかの特徴を挙げてみたいと思います。
電話をすると早口で次から次へと言葉巧みに不安をあおる。
あなたの現状は申し込みに規制がかけられているので、それをこちらで解除するので 一旦電話を切る。
その後再び電話がかかり規制が解除されたので、借りられますと言ってくる。
紹介屋であれば、今からいうところに電話をしてすぐに申し込みをして下さいと言ってくる。
自社で貸し付ける場合は、少額な金額「5万円」「10万円」などの金額を提示して 1週間後に利息が3万円になるけどそれで良いか?などと脅しに近い様に聞いてくる。
とにかく「はい」と返事する様に強い口調で迫ってくる。
上記に挙げたのは一例ですが、基本的にはどこにも借りられない状況の人の心理を完全に把握しているので強気で押して来ます。心理的に追い詰められた結果借りてしまい、その後違法な利息の支払いに泣くしかない状態になってしまうのです。
対処の方法
闇金や悪徳で違法な金融会社から借りてしまいどうしようもなくなった時、どうやってこの問題を解決しなければいけないかも把握しておく事が大切です。
ハッキリと言えば専門家に頼るしか方法はありません。
弁護士などが該当しますが、弁護士の中でも得意不得意という事があり闇金の対処はちょっと、といった弁護士も中にはいます。
まずは闇金などに強い弁護士を選ぶ事が解決の第一歩となりますが、相手は弁護士が取立てを停止する様に手続きをしても簡単には引かないところもあります。家に脅迫まがいの取立てをしに来るか、会社や近隣住民に迷惑な行為をする事もありますが弁護士に依頼した以上は返済を絶対にしない、そして弁護士のいうと通りに対処する事が自分の身を守る手段です。
ただそうなる前に、いくらお金に困っても甘い罠に引っかからない様に貸金業者を慎重に選ぶなど冷静な判断を出来る様に情報を集める事が重要ではないかと感じます。