
花粉症の方にはつらい季節がやってきてしまいました。
くしゃみや鼻水、目のかゆみなどでイライラして、集中できないですよね…
少しでも症状を抑えたいというあなたにオススメのコスパのいいグッズや市販薬などを紹介していきます。
花粉症が起こる仕組み
自分にとって一番合っている対策を見つけるという意味でも、改めて花粉症が起こる仕組みをおさらいしてみましょう。
そもそも花粉症というのは、口や鼻から入ってきた花粉が原因で発生するアレルギー誘発物質(ヒスタミン)が、血管や神経を刺激して起こるアレルギー反応のことです。
このアレルギー反応によって、くしゃみや鼻水、目のかゆみといった花粉症の症状が引き起こされます。
症状を抑えるポイントとしては
①マスクなどで花粉の侵入を防ぐ
②市販薬等によって症状を抑える
③根治療法
以上の3つが代表的なものとなっています。
花粉症対策グッズ
まずは花粉を体内に入れないというのが基本中の基本です。
密着度の高いマスクを使用し、メガネで目を保護し、室内へ花粉を持ち込まないよう空気清浄機を利用するといった対策が必要となってきます。
そんな対策をするためにオススメのグッズを紹介したいと思います。
マスク
PITTA MASK(ピッタマスク)
出典:Amazon
通常、マスクといえば不織布を使用したものを想像されるのではないでしょうか。
しかし、このPITTA MASK(ピッタマスク)はポリウレタンでできています。柔らかくて伸縮性があるので、長時間着けていても耳が痛くなりにくく、しかも、しっかり顔に密着して花粉が入る隙間を作りません。
花粉の捕集率も99%と高く、通気性も抜群。
洗っても花粉捕集率が落ちることがないということで非常に経済的です。
価格/512円(税込)
※ドラッグストアやAmazon等で購入するともう少し安く買えます
メガネ
スカッシースマート2
出典:Amazon
価格の割にはデザイン・評判ともによく、花粉対策用としてしっかり機能します。
サイズもキッズ・スモール・レギュラー・ワイドがあり、色・柄も数種類用意されているので、外出時にかけていてもほとんど違和感を感じないのが特徴です。
価格/850円~
※ショップにより価格のバラつきあり
空気清浄機
花粉空気清浄機 KFN-700
出典:Amazon
アイリスオーヤマの花粉空気清浄機 KFN-700は、吸入口を前面にすることで背面・側面から吸気するタイプの空気清浄機よりも花粉を吸い取りやすい設計になっています。
大きさも横幅18.0cm✕奥行き26.4cm✕高さ70.5cmとスリムに作られているので、玄関に置いておいても邪魔になりません。
また、人感センサーが搭載されているので、帰宅すれば素早く作動して、服に付着した花粉を効率よく吸い込んでくれます。HEPAフィルター搭載でハウスダストやPM2.5にもしっかり対応。
価格/11,858円~12,744円(税込)
※ネットで調べてみるともう少し安く買えるかもしれません
内服薬
この時期になると、花粉の症状への効果をうたう市販薬のCMがよく流れます。
この市販薬も色々なニーズが高まったことにより、医療用で使われていたものが市販薬(OTC医薬品)として販売されるようになり、ドラッグストアなどでも購入ができるようになりました。
最近は、効果が強めで即効性はあるが、眠気などの副作用のあるものではなく、効き目は緩やかだが眠気や口の渇きといった副作用が少ないタイプのものが主流です。
その中でも人気のものをいくつか紹介します。
アレジオン20(エスエス製薬)
出典:エスエス製薬
医療用のアレジオン錠と同量のエピナスチン塩酸塩が含まれており、1日1回の服用で医療用アレジオンと同等の効果があるとされている市販薬です。
2011年にエピナスチン塩酸塩を初めてOTCへ転用した「アレジオン10」を発売しましたが、市販後の調査で安全に問題ないということで、2015年12月に医療用と同等の効果が期待される「アレジオン20」が発売されました。
症状が少しでも出始めた段階で早めに服用すると効果的です。
価格/6錠・1,490円(税込) 12錠・2,138円(税込)
コンタック鼻炎Z(グラクソ・スミスクライン)
出典:コンタック
「1日中、症状を抑えたい」といったニーズが高いことから、比較的即効性があり持続性も長い、セチリジン塩酸塩を成分とするジルテック錠を日本で初めてスイッチOTC化したのが、この「コンタック鼻炎Z」です。
このジルテック錠は、くしゃみ・鼻水に効果が高く、鼻づまりにもそこそこの効果があります。
就寝前にコンタック鼻炎Zを1錠服用すれば、翌日の夜まで効果が持続するそうです。
価格/10錠・1,880円(税込)
アルガードクイックチュアブル(ロート製薬)
出典:ロート製薬
アルガードといえば点眼薬のイメージがありますが、水なしでも飲めるチュアブル錠も発売しています。
このチュアブル錠にはメキタジンという抗ヒスタミンと抗アレルギーの作用を併せ持つ成分が含まれています。また、眠気や口の渇きといった副作用が軽減されているので、車の運転や仕事中の服用にも向いています。
レモン油やオレンジ油を配合したフレッシュメントール味で飲みやすいのが特徴です。
価格/15錠・1,296円(税込)
点眼薬・点鼻薬
目のかゆみや鼻づまりといった局所的な症状を鎮めるには内服薬だけでは時間がかかるケースもあります。
そんなときは最適な点眼薬や点鼻薬を組み合わせることでより効果が期待できます。最近では医療用と同等の成分を含んでいる製品が発売されるなど、内服薬同様、多種多様な製品が増えています。
ただ、注意点として、目の充血を和らげたり、鼻づまりを改善させる効果があるとされている血管収縮剤を含む製品は、連続使用すると症状を悪化させる可能性もあるので、使用時はよく確認をしてください。
アルガード クリアブロックZ(ロート製薬)
出典:ロート製薬
かゆみなどを抑えるクロルフェニラミンマレイン酸塩やアレルギー原因物質の放出を抑制する効果があるクロモグリク酸ナトリウムなどの有効成分を4つも含有する点眼薬です。
また、これらの有効成分は基準いっぱいの濃度まで配合されています。
少し値段が高いのですが、普段使用している点眼薬で十分な効果が得られないというのであれば、試してみる価値があるかもしれません。
価格/13ml・1,944円
パブロン鼻炎アタック<季節性アレルギー専用>(大正製薬)
出典:大正製薬
抗炎症作用と抗アレルギー作用があるステロイド成分を医療用と同濃度配合されています。
ステロイド成分は比較的効果が出るのが早く、しかも局所的に効くという特徴を持っており、しかも体内に吸収されるとすぐに分解され、全身的な副作用が少ないとされています。
液だれがしにくく、1日2回の点眼で効果が持続するのがこの製品の特徴です。
価格/13ml・1,490円(税込)
根治療法
いろんな薬を試してみたけど症状が収まらない、という症状が重い方は根治療法も検討してみてはいかがでしょうか。
舌下免疫療法というもので、抵抗力を強くするためにスギ花粉(抗体)のエキスを舌下から吸収させることでアレルゲンに対する過敏性を減少させていくというものです。2014年10月から保険適用されたことで、かなりハードルが下がりました。
まずは、医師の診断が必要になりますが、そこで処方される舌下液を投与するという形になります。
治療を開始して3週間は毎日投与し、それ以降は週に1~2回。さらに2~3週間に1回と間隔を開けていき2年間継続していきます。この間、通院は1ヶ月に1回程度で済むようです。
早い人なら3週間で効果が出てくる方もいらっしゃるのですが、20%程度効果があまりなかったという方もいらっしゃいます。
費用としては年に2万円程度かかりますが、症状が重くてつらいという方は検討してみる価値があるのではないかと思います。
ただ、この療法はスギ花粉単独のアレルギーの方に限定されています。それに開始できる時期が決められていたりします。
それに、対応した病院が近くにあればいいのですが、遠くまでいかないといけないというのであれば、継続という点では少々厳しいといって面もあるのでご注意ください。
注意点(まとめ)
毎年のように対策グッズや市販薬が発売されるので、どれを選べばいいか迷いますよね。
ぜひ、今回紹介した花粉症対策グッズや市販薬等を参考にしていただいて、あなたにピッタリのものを見つけてくださいね。
なお、内服薬や点眼薬・点鼻薬は体質や症状によって効果が出にくかったりしますので、購入する際には必ず薬剤師などの専門家に相談されることをおすすめいたします。