現在ではあまり使われることも少なくなった固定電話ですが、携帯電話とは別に形として家に置いている家庭も珍しくはないでしょう。
会社での仕事には、欠かせないものでもあります。もし、料金を滞納し続けるとどうなってしまうのか、知っておいて損にはなりません。
たかが電話代、されど電話代。
NTTだって滞納され続けては堪りません。ある期間を過ぎると当局も「そろそろ行くぞ?」とガチの督促にくるので、気を付けてくださいね。
一刻も早く滞納分を支払いたい場合は…
「滞納するのはイヤ!」
「督促がくる前に支払っておきたい」
もしこのようにお考えでしたら、一先、滞納分を借入れして分割で返済していくという方法もあります。すぐに借入れできるとなると、オススメできるのは「カードローン」です。
利用停止になるのは困るという場合は下記のカードローンを利用して滞納分を返済しておくのがいいかもしれません。
支払督促はいつ来るのか?
固定電話料金の支払い期限が過ぎても支払いがない場合、大体2週間ほどすると、まずはその電話が(あるいは携帯電話が)プルルルルと鳴らされます。
相手は、契約先の会社(ほとんどはNTTです)。
「先月分の電話料金が未納になっていますが、どういう状況ですか?」
大体はそういった内容の督促です。いえ、「督促」というよりは、「確認」といった方が良いかもしれません。ここで「すみません、支払います」と言えば、それで済むこと。振込票を持ってコンビニに走って支払いを済ませば、延滞の記録が付くこともありません。
ちなみに、地域によっても異なりますが、電話をかけられるのは未納常習者のみといった話もあります。
支払いが遅れるのは初めて、という方には、当局もいきなり電話で圧をかけずに、あくまで穏やかに、はがきで「支払ってくださいね」と言ってくるようです。
また、督促が来るのは、あくまで「支払義務のある人」です。
使用者本人の元に電話・はがきが来るのではありません。これが少々厄介なところで、たとえばその固定電話料金を支払う人が親という契約になっている場合は、使用者であるあなたのところに督促は行きません。
その人が誤ってはがきを捨ててしまったり、電話を取らなかったりすると、督促が来ていたという事実を知らずに、滞納を続けてしまうケースが稀にあります。
利用停止は意外に早い! 督促があればすぐに支払おう
督促を無視し続けると、割と早いタイミングで利用停止を食らうので注意しましょう。
督促の電話・はがきが来てからおよそ1週間、料金支払いの期限から3週間~1ヵ月ほど経つと突然、電話(発信・着信両方共)、インターネットが完全に利用できなくなります。
携帯電話からでも家電にTELして確認してみましょう。
「お客様のご都合で…」というメッセージが流れた場合には、何か電話会社に問題があって利用できないということではありません。まさしく「利用停止」にされているという、その証です。
ただ、「利用停止」なら、まだマシ…かもしれませんね。
その上に、「強制解約」という裁きがあります。利用停止になってもずるずると料金を支払うこともせず、放置しておくと、強制解約です。
またケータイから電話をかけてみてください。「現在使われておりません…」というメッセージが流れたら、強制解約されたという意味です。この措置に関しては、利用停止から2、3週間後(料金支払い期限から1ヵ月半程度)で断行されます。
文字通り、「解約」されている状態なので、新たに契約し直さなければなりません。
たったの1か月半!それだけの滞納でブツンと固定電話は切られてしまいます。公共料金が割合良心的に長い期間猶予してくれることを考えると、驚くべき早さです。
当然、強制解約されたからといって、支払い義務が消えるわけではありません。
督促は終わらない。最後には裁判も?
強制解約の後も、未納分がある場合には電話会社はその回収の手を緩めてはくれません。
さすがにサラ金ではないので、昼となく夜となくバンバンと扉が叩かれ、「支払え!」と言われるようなことはありませんが、何度も何度も、催告を受けることになります。それも無視し続けると、最悪の場合、訴訟されることもあり、そうなると100%敗訴します。
支払能力がない場合には財産が差し押さえられて、終了です。
ただ、現実的なことを言えば、そこまで話がこじれることは、ほぼありません。また「警察が家に来るかも…」などと怯えている人もいるかもしれませんが、それもないです。
家に来るとすればNTTの職員です。多少厳しい言葉を浴びせられるかもしれませんが、暴行を受けることなんてまずありませんといって、滞納していいわけではありませんが…
「しめしめ。このまま放っておけば、うまく逃れられるかも…」
そんな風には決して考えないでください。悪質な利用者には、いくら大袈裟とはいえ、NTTも見せしめ的に裁判にすることがあるとか、ないとか。債務整理でもしない限り、支払い義務は絶対に消えません。敗訴すると前科が付くので、今後の人生にも影響します。
ただ、ネットには固定電話料金を滞納すると「信用情報にキズがつく」といったうわさもありますが、これに関しては根拠のない話です。
滞納により自動車ローン、住宅ローンが組めなくなることはありません。携帯電話料金滞納は確実に信用情報に影響しますが、固定電話は大丈夫です(いえいえ、「大丈夫」ということもないんですけどね…)。
それがなければ命に係わるというものでもないので、固定電話は本当にあっさりと回線を切られてしまいます。不便な思いをしないためにも、滞納には十分気を付けてください。
「注意していたのに、滞納しちゃった…何か策はある?」
そんな疑問には、厄介を避けるためにも「早く支払うこと」としか言ないということです。