バイクローンは自動車ローンと共通したものが基本となっており、金融各社が様々な商品をリリースしています。バイクローンは自動車ローンに比べて少額なので、貸す側のリスクが低く、それゆえに金融市場においては注目の商品となっています。
バイクローンを組むことを考えている際に頭を悩ませるのが、バイクローンの頭金です。
せっかく金利が低めのローンであっても、頭金がかかることを考えると契約に消極的になってしまうという方も多いと思います。バイクローンを契約する際に、頭金が必要か否かも含めてどの商品を選ぶのが最も良い選択肢なのでしょうか。今回は巷にあふれているバイクローンを、様々な観点から比較していきたいと思います。
バイクローンには頭金が必ずしも必要ではない?
ローンを組む際に絶対に必要だと思われがちな頭金ですが、結論から言って頭金は絶対に必要なものというわけではありません。頭金が必ず必要であると書かれているローン商品は非常に少なくなっており、頭金なしでローンを契約することも可能になっています。
しかしながら、頭金はイコールあなたの資金力の余裕とも取られるので、頭金があった方が審査には有利にはたらくと言えるでしょう。
バイクローンの頭金は高くてもせいぜい10万円程度のことが多いので、自動車ローンに比べると頭金を用意するハードルは低めとなっていますね。審査によってより条件の良いローンを組むためにも、もしも余裕があれば頭金を用意しておいた方が契約はスムーズに進むことでしょう。
また、借り入れの際には現在の他社からの借り入れの合計が年収の4割を下回っている必要があります。
ここでいう借り入れとは、カードローン、キャッシング、クレジットカードのキャッシング枠など文字通り全ての借金の合計額のことです。
一般的には4割を下回っていることが条件となっていますが、より審査を有利に進めてゆくためにはキャッシングにおける総量規制(年収の3分の1を超える金額を借りることは出来ない)に引っ掛からない程度に自分の借金を減らしておく必要があるでしょう。
条件を統一して考えたバイクローンのおすすめは?
頭金の有無、金利、借入期間など様々な要因によって、最適なバイクローンは変わってくると言えますが、一度条件を同じにして、最適なバイクローンについて考えてみようと思います。
今回比較する条件は、60万円の新車バイクの購入し、5年ローンで返済するということにして考えてみたいと思います。
まず、バイクローンには新車を買う際の新車ローンというものがあり、新車バイクを購入する際にはこのタイプのローンを軸にして考えた方が良いと言えるでしょう。多くの場合、バイクローン専門のローン商品というものはありません。バイクのローンであっても自動車ローンと同じ商品を選択することになります。
前述した条件で見ていくと、地方銀行や地方信用金庫などにおけるローン商品の金利の低さが目立ちます。
例えば、川崎信用金庫のかわしんカーライフローンは最低金利が1.46%に設定されていますし、東京都台東区の朝日信用金庫の朝日マイカーローンは最高でも金利が2.90%にしかならないというのが魅力的です。
一方で、都市銀行・メガバンクのバイクローンは金利が高めのものが多くなっています。
例えばみずほ銀行のみずほ銀行カードローンはプランにもよりますが最高で14%もの金利が付くことになります。さらに言えば、消費者金融系のローンはこれ以上に金利が高く、最高18%の金利が付くことになります。
ですが、金利が高いローンの方が審査が甘く、条件的にあまり良くない方であってもローンを組めることがあるという利点もあります。逆に金利が低いローンは、保証人や収入要件、更には状況によっては頭金が必要となるなど、すんなりとローンに通らないことも多くなっていますね。
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「低金利のバイクローンを絶対利用した方がいい理由」
ローンを利用してバイクを購入する際、販売店で取り扱っているバイクローン(オリコやジャックスなどの信販系が多い)を利用するというのはあまりオススメではありません。
オススメしない一番の理由として挙げられるのが「金利が高い」ということです。では、実際にどれくらいの金利なのかを見てみます。
レッドバロン【ライダーズクレジット】
購入金額 | 金利(実質年率) |
---|---|
~100万円 | 9.8% |
100万円~ | 6.8% |
レッドバロンといった大手バイク販売店で取り扱っているクレジット(ローン)でもこれくらいの金利になっています。これが小さな販売店でローンを組むとなるとさらに金利が高くなってしまう可能性も出てくるわけです。
- 実質年率 1.525%~3.725%
- 借入額 10~1000万円
- 審査時間 2営業日以内
- 即日融資
- 低金利
- 借換え
- お試し
- 土日祝
- 主婦
- 学生
- 派遣
- パート
- バイト
※キャンペーン金利適用中
※ジャパンダ・ネットマイカーローンは「損保ジャパン日本興亜」のオートローンです
「バイクって言っても原付だし…」
「パーツ代だけ借りたいんだけど…」
このように金額面で少額の場合であればバイクローンではなく無利息期間があるカードローンを利用するというのもアリです。無利息期間やサービスがあるカードローンも併せて紹介しておきますので参考にしてみてください。
頭金は返済額の結果的な軽減にもつながる
基本的に、頭金を用意することがどうしてもできない場合を除いては、ローンの際に頭金は用意しておくべきだと言えるでしょう。ローンの総返済額に関しても、頭金が有るかないかによってかなり金額的に違いが生じてくるためです。
頭金は金利がかかる前にローンの元金に充てられるお金のため、その分元金が減ることになります。
頭金ではなくお金を貯めて後々一括でお金を返すという方も中には居ると思いますが、頭金の方がまとめて支払うお金に金利が一切かからない分お得になっていると言えますね。
また、返済期間に関しても頭金があった方がその分借金をして支払う総額が少なくなりますから、当然少なくて済むことになります。こちらも前者のメリットに比べるとそれほど魅力的ではありませんが、返済期間を短く出来るので是非とも活用したいところですね。
頭金の額はどのくらいが目安なのか
頭金として用意しておくべき金額は、購入代金の20%~30%程度が目安になって来ると言えます。
前述した60万円のバイクであれば、おおよそ15万円前後が目安の額になって来るのではないでしょうか。仮に15万円の頭金を用意出来れば、ローンに充てられるのは45万円分ですからその分大幅に金利も節約できますし、ローンの支払いも楽になりますね。
60万円を5年ローン・頭金なしで借りた場合、金利5%で計算すると金利分は79,337円となります。
頭金を15万円用意した場合には、金利分は59,491円と、およそ2万円も節約することが出来るのです。20%程度ならば頑張って頭金を用意するか、はたまた20%用意したならばもう少し頑張ってバイクの費用を貯めてしまうかは、今すぐに品物が欲しいか否かとあなたの価値観の問題ですので、そのあたりはしっかり考えて決めるようにしましょう。
バイクローンを組むのに頭金は必ずしも必要なわけではありませんが、ローンを組む際の審査や実際の支払いにおいて有利なので、出来れば頭金を用意しておきましょう。
また、ローンを組む金融機関に関しては金利の低い地方銀行や地方信用金庫が狙い目ではありますが、審査もその分厳しくなるので条件的に厳しいという方は他の選択肢も視野に入れて、快適なバイクライフを過ごしたいところですね。
- 実質年率 1.525%~3.725%
- 借入額 10~1000万円
- 審査時間 2営業日以内
- 即日融資
- 低金利
- 借換え
- お試し
- 土日祝
- 主婦
- 学生
- 派遣
- パート
- バイト
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